交通事故後遺症に対する施術についての流れ
(詳しくは費用・保健の施術の流れをご覧ください)
(詳しくは費用・保健の施術の流れをご覧ください)
事故による負傷へのアプローチと、姿勢修正によるアプローチを組み合わせることで、状況に応じた適切な処置が可能です。
むちうち治療 × 姿勢調整
期間:負傷直後〜第4週(症状や状況により変動あり)
身体の反応:
受傷直後は、生体が患部を保護・回復しようとする働きによって筋肉が緊張し、炎症が生じます。この時期は安静が非常に重要です。
主な症状:
炎症による痛み
筋肉の過緊張による痛みや可動制限
しびれ・だるさなどの違和感
アプローチ:
姿勢による力学的ストレスを軽減し、患部の回復をサポートします。
期間:第4週〜第12週(症状や状況により変動あり)
身体の反応:
筋肉の過緊張によって保護されていた患部の炎症は徐々に軽減していきます(ただし、生活環境や身体の使い方によって個人差あり)。しかし、筋肉の過緊張自体は続いていることが多いです。
主な症状:
炎症による痛みは軽減
筋肉の過緊張による痛みや可動制限
しびれの症状が顕著になることも
アプローチ:
炎症の程度を見極めながら、筋肉の緊張緩和と姿勢による負荷軽減のバランスを取りつつ治療を行います。
期間:受傷12週以降(症状や状況により変動あり)
身体の反応:
この時期には炎症はほとんど治まっています(ただし、患部を無理に使い続けた場合は除きます)。通常であれば、炎症の消失とともに筋肉の過緊張も解消されるはずですが、精神的ストレスや長引く痛みによって緊張が慢性化することがあります。
主な症状:
炎症は少ないが、筋肉の過緊張や関節の可動制限が継続
そのまま日常動作を行えば、再び炎症を引き起こす可能性あり
長期化した痛みによる防御姿勢(保護姿勢)が定着し、新たな力学的ストレスが発生
→ 結果として症状の固定サイクルが生まれる可能性もあります。
アプローチ:
臨床経験上、痛みを感じる部位と、姿勢による力学的ストレスが集中している部位が一致することが多いと感じています。
事故による外力の影響だけでなく、事故前からの身体の癖(姿勢の歪み)が、負傷の受けやすさにも関与している可能性があると考えています。
そのため、むちうち症状が長引いた場合は、最終的に姿勢によるストレスが主な原因になっていることも多いと考えています。