大阪府大阪市30歳代女性
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■ ご来院時の様子
今回のご来院は、無理をした覚えもないものの気づけば右太ももの前面と外側に筋肉痛のような痛みが現れ、腰の右側にも痛みが生じていました。
前かがみの動作がつらく、右脚に力が入らないため、歩行時に違和感と痛みがあり、また長時間立つことが難しく、無意識に体を左側に傾ける姿勢を取っていたため、バランスも崩れていました。
■ ご本人の感想
・腰痛、右ひざの不調、倦怠感
大阪府大阪市30歳代女性
・左右のバランスの安定、体を動かしやすくなった
・お二人とも気さくで、悩みに寄り添って下さるので安心して通わせて頂いております
■ 整体施術前の姿勢と体の状態

患部に腫れ発熱等の症状は認められませんでしたが、立ち上がりや歩き始めなどの動かした時の痛みが特徴でした。下肢への負担をチェックするために足にかかる荷重バランスをセンサーで確認したところ、左足に77%、右足に23%と、大きく左に偏った状態が見られました。
このような偏りは以下のような悪循環を招いていたと考えられます。
- 右脚に普段から余計な力が入り、筋肉が緊張
- 緊張によって痛みが出る
- 痛みを避けようとして体を左に傾ける
- 骨盤や背骨のねじれ、姿勢のゆがみが進行
つまり、痛みのある右側に負担をかけないように逃がしている姿勢であり、実は普段から右側に負担がかかりすぎていたことが痛みの原因と考えられます。
■ 当院の整体について
当院では、右足に負担となる要因を解消するために、古武術に伝わる「余計な力を抜く」技術を取り入れた施術を行っています。
強く押したり無理に動かしたりせず、体全体のバランスを見ながら、自然に力が抜けるように整えるのが特徴です。
▼ 今回の施術で行ったこと
- 骨盤と背骨のゆがみをやさしく調整
- 緊張していた右の股関節まわりをゆるめて、負担を軽減
- 上半身と下半身の重心バランスを整えて、まっすぐ立てる姿勢を回復
■ 整体施術後の姿勢・重心の変化

■ 結果と変化
施術後に再度足底荷重を測定した結果:
- 左下肢:59%、右下肢:41%と、荷重バランスが著しく改善されました。
■ まとめと考察
本例のように、痛みから逃避した姿勢が特徴の場合は、体の一側に重みが過剰に偏るケースがあります。
一時的に強い刺激が加わったわけではないので、足に負担がかかっている自覚はないようですが、習慣的に体が右に寄ることで弱い刺激が継続的に加わり痛み(筋筋膜性疼痛症候群MPS)が現れたようです。
体のゆがみや、無意識の緊張が痛みの原因となっていることも多く、構造(骨や関節)の問題だけで説明できないケースも少なくありません。
今回の施術では、無意識に入っていた緊張をゆるめ、重心のバランスを整えることで、自然と体にかかる負担が減り、症状の改善につながりました。
歩いた時の筋肉痛のような太ももの痛みは、重心のバランスを整える柔らか整体が有効です。
■ 当院のアプローチについて
当院は、体の一部分だけでなく、全身のバランスと動きのつながりを重視した整体を行っています。
「余計な力を抜く」ことで、体の本来の働きを取り戻し、痛みの改善だけでなく、再発の予防にもつなげていくことが目的です。
■ 同じような症状でお悩みの方へ
- 「レントゲンでは異常がないと言われたのに、腰や脚が痛い」
- 「いつも同じ側ばかり疲れる・痛くなる」
そんなお悩みをお持ちの方は、体の使い方や姿勢に原因があるかもしれません。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
