「朝、ベッドから立ち上がる時が一番つらい」「前かがみになると腰が抜けそうになる」……。 慢性的な腰痛にお悩みの方から、このような切実な声をよく伺います。
実は、起床時が一番辛く、腰が抜けそうになるという症状には、日中の「座り方」が深く関係しています。多くの場合、痛みの正体は、腰を丸めたり左右に傾いたりしている姿勢にあります。
この痛みは不思議なことに、動いているうちに落ち着いてくるため、「少し我慢すれば大丈夫」と放置されがちです。しかし、そのままでは腰への負担は蓄積し、やがて慢性痛へつながる恐れがあります。
本記事では、当院での改善事例をもとに、以下の内容を分かりやすく説明します。
- 奈良柔らか整体での改善例
- 実際に来院されたご本人の感想
- 経過状況
- 施術内容
- 知らず知らずのうちにやっている「特徴的な座り方」の落とし穴
- なぜ、日中の座り方が朝の痛みを引き起こすのか?
- 骨盤を立てることで痛みを根本から改善する方法
長年の痛みから解放され、スッと楽に起き上がれる毎日を取り戻すヒントを、ぜひ見つけてください。

執筆者 荒木淳一
柔道整復師・鍼灸師
古武術の「型」稽古歴27年
型に隠されている力を否定した動作を求めて術を探求する。
力を抜く構えづくりをコンセプトに整体施術を行う。
Contents
1(奈良柔らか整体での改善例)
初診時の姿勢状況について

- 立位において重心位置は中央を保持しているも、後方から見た場合、前屈動作にて右腰が引き上がり骨盤が左側に傾く。
- 上半身は左側に傾かないよう反射的に真っ直ぐを保持しようとする。
- その結果、右腰はくびれてしまい左右の腰が非対称になる。
- また、側方から見た場合に骨盤部が前方に倒れることで腰を過剰に反らせた「反り腰」の傾向がある。


座位においては、明らかに右腰が引き上がりズボンのラインが傾いている。


いつの頃からか、座るときは左脚だけお尻に折り敷いて座る座り方が習慣となった様子。(左脚だけを折り敷くことで無意識に骨盤を水平を保っていた)
2(ご本人の感想)
①きっかけ
腰が強い方ではなく、腰に違和感がある時は
近くの整骨院にお世話になっていました。重たい荷物とか持つ際に、『へっぴり腰になってる』と周りに言われ、へっぴり腰についてネットで検索していたところ
荒木整骨院のホームページに辿り着きました。②施術前
朝起きた時は、必ず上半身が左右どちらかに傾いていました。
その状態で顔を洗う為に前屈みなろうとすると、
腰から崩れ落ちそうになる感覚が…無理して力を入れるとピキっと。しばらく硬直。車通勤で、車から降りる際、腰が固まってしまってるのか
右足が地面に着くタイミングでまたピキっと。
無理して動こうとすると、腰から崩れ落ちそうになる為、しばらく硬直。
恐る恐る動き始めて、動き出すと痛みを忘れて動けるように。を毎日繰り返していました。③施術を受けて
腰痛には原因がある。
他の医院では、痛みを和らげる施術だけでした。荒木先生からは、
腰痛になる原因を取り除かないといけない。
筋肉をつけて腰痛防止は出来るが、歳を取ると運動量も下がり筋肉が落ちてくる。
筋肉を使わずに普段からの体の使い方、体勢、バランスを取ることで歳を取っても腰痛にならない方法を施術を重ねる度に、丁寧に教えてもらっています。前屈をする際、特定の位置で体が左に傾く。
その時、骨盤が前に倒れており反り腰になっているから無理に引っ張れない。なぜ骨盤が前に倒れているのか?
股関節部の筋肉が固まっており骨盤を前にひっぱっている等…
原因を一つ一つ教えてもらってるうちに、
腰痛という大きな括りの中に、いろんな原因による腰痛があり、それらを一つ一つ取り除いていくには、自分自身の普段からの体の使い方、体勢が大事なんだと気付きました。
今では、朝起きた時の体の傾きは改善されています。荒木整骨院は、腰痛を和らげてくれるだけに終わらず、
根本的な原因を見直す『気付き』を教えてもらえます。
一緒に腰痛改善をしてくれる整骨院です。
京都府城陽市40歳代男性
3(施術経過)
最近の姿勢状況について

- 前屈時の骨盤(ズボンのライン)の右側がやや引き上がっている。
- それに伴い反射的に右肩を下げることで左右のバランスを保持している。
- 反り腰の改善が見られる。

- 前屈時の骨盤(ズボンのライン)が水平に維持されている。
- 土台となる骨盤が安定することで上半身がまっすぐに維持した状態で前屈することができている。
- 前後左右から見て安定した状態を保持している。


4(施術内容)
柔らか整体
- 姿勢と重心位置を画像アウトプット
- 自分の姿勢を客観的に見ることで自分の感覚とのギャップを理解
- 自分の気づいていない状況を知る
- なぜ、その様になったのか?を思い返す
- 体の使いかたによるクセや習慣を見直す
- 「頑固」に変わらない状態をやわらか整体で適切な状態に修正する
スーパーライザーEX
- 穏やかな刺激は無意識に起こる体の緊張を引き起こしません
- 体に負担をかけることのない「光」を当てるだけなので辛さ苦しさは全くありません
- 特殊な光は体の深部まで届き、深い患部に影響を及ぼすことができる
- 乱れた自律神経に影響を及ぼし、神経系から体のバランスを整えることができる
奈良やわらか整体におけるスーパーライザーEXについての詳細はこちら
5 知らず知らずのうちにやっている「特徴的な座り方」の落とし穴
A まず、座り方の違いとして「座る」と「腰掛ける」について
| 座る | 腰掛ける |
| お尻をどこかに据えて、姿勢を低く安定させること。 | 椅子や段差など、高い場所に腰を預けること。 |
| 「どっしり構える」「落ち着く」といった長時間の安定。 | 「一時的に休む」「すぐに立ち上がれる」といった予備動作。 |
| 地面や床に近いことが多く、重心が低く安定している。 | 支えが「腰」に集中しやすく、足への体重分散が不安定になりがち。 |
- 「座る」はどっしりとして安定「腰掛ける」は軽く少しだけで不安定なイメージが考えられます。
B 「座り方」について
1. 床での座り方(和室・リラックス時)
- 正座(せいざ)
- 胡坐(あぐら)
- 横座り(よこずわり) / お姉さん座り
- ぺたん座り(女の子座り / W座り)
- 体育座り(たいいくずわり) / 三角座り
- 長座(ちょうざ)
2. 椅子での座り方(仕事・食事時)
- 深く座る(ふかくすわる)
- 浅く腰掛ける(あさくこしかける)
- 仙骨座り(せんこつずわり)
- 足を組む座り方
3. 整体・健康の視点からの分類
- 反り腰座り
- 猫背座り
- 片肘つき座り
生活様式の多様化からいろいろな座り方がありますが、慢性疼痛をお持ちの方はどの座り方が良いとか悪いとかではなく、固定された状態が続くことが痛みの原因と考えられます。
古武術的観点(居着き)から「座り方」を考えたときに、身体に負担がかかりにくく効率の良い座り方が最良ですが、一般的に良いとされる「安定」した座り方は「固定化」を招き、変化に乏しくなると負担やストレスが一部に集中して筋疲労を起こしやすくなります。
座る時間が長い人は、腰部にこの負担やストレスが集中することになります。
奈良柔らか整体がおすすめする「座り方」
- 安定して「座る」よりあっさりと「腰掛ける」
- どの座り方が良くないではなく、固定化が問題であり変化に富んだ座り方を行う
6 なぜ「日中の座り方」で朝に腰の痛みを引き起こすのか?
なぜ、朝の起き上がり動作が一番つらいのか?
- 固定化された座り方は、腰の一部にストレスが生じその部分が疲労します。
- 疲れた自覚はなくても、ストレスが生じた筋肉は疲労し疲労物質を生産します。
- 疲労物質を生産した筋肉は、痛みを脳に伝えます。
- 疲労物質が蓄えられた筋肉は、レスポンス(反応)が低下し動きにくくなります。
- レスポンスが低下した筋肉が、一晩じっと動かなければ血行不良を起こし、より一層動きが悪くなります。
- 朝を迎えて身体を起こそうと意識しても、腰は固まり動ける状態ではないので、動作と身体の状況が一致せず、痛みの信号が脳に伝わります。
「寝方」が悪いのではなく、日中の腰の使い方が痛みとして翌朝に現れるのです。
なぜ、腰が抜けそうになるのか?
- 腰の一部が血行不良を起こし固まった状態は、体を起こす能力を低下させます。
- 朝起きるという言い方を朝体を持ち上げると言い換えるとイメージしやすいかもしれません、自分の体重(約50kg)を持ち上げることはけっこう大変です。
- 自分の重さを意識することはあまりありませんが、50kgと考えると相当重いものを持ち上げていることになります。
- 普段体を起こす際、腰の筋肉を緊張させ固めることで体を支えますが、一晩血行不良を起こした筋肉はすでに固まっているので固める(力を入れる)ことがあまりできません。
- 意識的に朝起きようと体を動かしますが、意識とは裏腹に体を支える腰の筋肉はあまり力を入れることができません。
- 体を起こしたとしても支える筋肉は頼りなく、体の重さに耐えきれず「腰が抜ける」状態に陥ります。
- しかし、体を動かしだすと血行不良を起こしている腰の筋肉も動きにより血行が回復しレスポンス(反応)できるようになります。
7 骨盤を立てることで痛みを根本から改善する方法
上記5で示した「特徴的な座り方」で陥りやすい腰の状況として、腰を丸くして座る形が挙げられます。
いずれの座り方においても腰を丸く座ると本来の腰の形(生理的弯曲)から外れてしまい、腰にストレスが生じてしまいます。
そこでどっしり安定せず、椅子や床に最小限頼る(腰掛ける)ことを心がけてみて下さい。
その状況に慣れてくると、骨盤を立てている方が都合よく座れている状態になっていると思われます。


